展覧会

塩田千春展 & コレクション2

「塩田千春 精神の呼吸」 「コレクション2」 @国立国際美術館(7/1-9/15 2008) 9/6観覧 モディリアーニ展の前にみた。塩田千春展の開催は以前から知っていた。というのは、去年ベルギー展*1をやってた頃にはすでに、当館HPで作品のための靴を集めていたから…

みた展 2007 解説編

昨年の みた展リスト はこちら。 下半期が少ないが、見に行けなかったものが幾つかあり、遺憾に思います。 アート鑑賞では昔から日本の仏像がとくに好きだが、一昨年くらいからは絵画・洋モノ・近代(〜現代)モノ等にも惹かれるようになり、そんな最近の傾向…

みた展 2007

昨年みた展覧会で主なものをリストアップ。 特集陳列とか規模の小さいものも含めるともう少し増えるが、それらは割愛。過去、とくに感想等を書いたものは「日記参照」でリンクを張った。 展覧会タイトル 会場 観覧月日(会期) 日記参照 「NHK日曜美術館30年展…

「ベルギー王立美術館展」その2

(きのうの日記のつづき)展覧会の序盤、ブリューゲル(この名は何人もいるけど)、ルーベンス、ヴァン・ダイクらの名前は知っていたが、ヤーコプ・ヨルダーンスも聞き覚えがあった。しかしルーベンスの大画面が並ぶのを、こう空いている中でみられるのはなかな…

「ベルギー王立美術館展」その1

@国立国際美術館(4/7-6/24 2007) 5/4観覧 読売新聞大阪本社 展覧会公式サイト → http://www.yomiuri.co.jp/osaka-event/royal/ 国立国際美術館に行くのは初めてだった。 肥後橋から適当に歩いて中之島方面を目指したら案外迷わずに着いた。 当日(金曜日)は…

「神像」

新春特集陳列 @京都国立博物館(1/2-3/25 2007) 3/25観覧 展示作品は以下のとおり。 ◎ 地蔵菩薩立像 奈良・秋篠寺 男神坐像 京都・稗田野神社 ◎ 大将軍神坐像 京都・大将軍八神社 女神坐像 滋賀・日牟礼八幡神社 女神坐像 京都・松尾大社 男神立像(立山神) …

「京焼‐みやこの意匠と技‐」

@京都国立博物館(10/17-11/26 2006) 11/3観覧 今頃、昨秋みた展覧会の感想を…。 文化の日に、文化的に見に行った特別展。やきものは、これまであまり関心を持たなかった分野であるが、京都にいながら京焼のことをよく知らないままでいるのは忍びない、たく…

「プライスコレクション 若冲と江戸絵画展」@京都 その4

(きのうの日記のつづき) 別の発見 また別に発見したのは、同じ江戸時代ではあるが、若冲ら京都の画家の作品と江戸の浮世絵とが今日このようにいっしょに展示されるのは(少なくとも京都では)めずらしいのではないか、ということである。 私がこれまで浮世絵に…

「プライスコレクション 若冲と江戸絵画展」@京都 その3

まあ、展覧会の感想については未完のものばかりなのだが・・・。いずれ書き上げようとは思うのだが何時になるやら。ひとまず今も巡回中である*1プライス展からやっつけようか。「若冲と江戸絵画展」コレクションブログ → http://d.hatena.ne.jp/jakuchu/ (06…

「仏像 一木にこめられた祈り」その2

(11/21の日記のつづき) 平成館入場。 京都・奈良の国立博物館の館内には無い、エスカレーターがあった。ちょっとデパートかホテルのようでもある。いっぺん最初から最後まで展示室をサーッとまわって、規模等を確認してからじっくり見ていこうかとも考えてた…

「仏像 一木にこめられた祈り」その1

@東京国立博物館(10/3-12/3 2006) 11/18観覧 展覧会ホームページ http://butsuzo.jp/ 体躯の主要な部分を一本の木からつくり出す「一木造」の仏像にスポットをあてた展覧会。 歴史美術の展示では、絵画やその他の工芸品、文書史料等と一緒に仏像が並ぶのは…

「プライスコレクション 若冲と江戸絵画展」@京都 その2

(10/29の日記のつづき)会場入口で、作品解説の冊子が置いてあったのを取っていく。図版はないが、展示作品ごとに簡単な解説が書いてある。実際の展示会場ではキャプションをつけず作品名のみが示される。日本の歴史美術の展示では、あまり用いられない手法と…

「プライスコレクション 若冲と江戸絵画展」@京都 その1

@京都国立近代美術館(9/23-11/5 2006) 10/8観覧 ジョー・プライス氏収集、伊藤若冲を中心とした江戸絵画コレクションの展覧会。 実はこの展覧会、私は特別みたいとは思ってなかった。 若冲は確かに面白い。が、今ではすっかりメジャーになって鑑賞できる機…

「プラド美術館展」その2

(きのうの日記のつづき) 展示は全5章で構成される。 1 スペイン絵画の黄金時代―宮廷と教会、静物― 2 16-17世紀のイタリア絵画―肖像、神話から宗教へ― 3 フランドル・フランス・オランダ絵画―バロックの躍動と豊饒― 4 18世紀の宮廷絵画―雅なるロココ― 5 ゴヤ―…

「プラド美術館展」その1

大阪市立美術館開館70周年記念 プラド美術館展―スペインの誇り 巨匠たちの殿堂― @大阪市立美術館(7/15-10/15 2006) 10/8観覧 海外モノの展覧会はよく催される。 「見るなら現地に行って見りゃいいんじゃないの〜」とうそぶく性質の私だが、有名作家・作品に…

「親と子のギャラリー 探検!仏さまの文様」

@奈良国立博物館(7/22-8/20 2006) (8/20の日記のつづき) 仏教美術をかざるさまざまな文様にクローズアップした展覧会。 展示品は仏画や装飾経、金属工芸、仏像などで、動植物をあらわした具象的なものや、幾何学的にデザインされたものなど多種多様な文様が…

「国宝 子島曼荼羅」金剛界

また奈良博に行ってきました。 特別陳列の子島曼荼羅が金剛界のに展示替えされたのと、*1 曼荼羅と同時開催の「親と子のギャラリー」、 また8月から新しくなった本館の展示とお目当てがいくつも。 曼荼羅と親と子のギャラリーは今日が千秋楽。 あと先月から…

「国宝 子島曼荼羅」その2

(7/28の日記のつづき) 次は左の復原模写へ。全体をみる。 …華麗さが増し、より濃密で尚且つ引き締まった感じがする。 そう思うのは、原本に比して、全体に銀泥の色が加わっているからだろう。 この銀泥の使用は、曼荼羅の復原に伴う調査における発見のひとつ…

「国宝 子島曼荼羅」その1

復原模写完成記念特別陳列 @奈良国立博物館(7/22-8/20 2006) (7/23の日記のつづき) 伝香寺から奈良博へ移動。途中、適当な店をみつけてカレーを食べた。 さてこの特別陳列は、奈良・子嶋寺が所蔵する国宝「子島曼荼羅」の復原模写が 完成したのを記念して、…

「大絵巻展」その1

@京都国立博物館(4/22-6/4 2006) いろいろな絵巻を集めた特別展。 私の好きな仏像の展覧会ではないが、 メジャーな作品もたくさん出るので、行って損はなかろう。 ということで6月3日。 見に来る人が多いのはわかってたので*1、 開館(9時半)の30分くらい前…

京博「最澄と天台の国宝」その3

第四章 天台の密教(中央・6・7室) 中央ホールに足を踏み入れると、そこは予想通り仏像が大挙して展示されていた。 全体を見渡して驚いた。圧巻の展示。 …おぉ…すげぇ……と、ひとりで来てたのに思わず口に出た(と思う)。 ※ 以下には「最澄と天台の国宝」東京…

京博「最澄と天台の国宝」その2

四月だ。 四月の風が吹く四月だ。 少し乾いた町の風が、俺達を誘いに来るような四月だ。 ま、四月になったからってとくに感慨はありませんが、 エレカシの歌は思い出しますな。 ※ 以下「最澄と天台の国宝」展のネタバレが含まれます。 第二章 法華経への祈り…

京博「最澄と天台の国宝」その1

@京都国立博物館(10/8-11/20 2005) さ、感想書きましょ。 しかし観覧日がいつだったのかメモしてない… このときに入会した友の会カードの期限から推測するに、10月21日(金)に 行ったかと思われます。 中央ホールの展示以外は、展示品の配置等の記憶もあいま…

「18世紀京都画壇の革新者たち」その1

@京都国立博物館(3/25-4/9 2006) 「文化庁海外展帰国記念」と銘打たれた特別展観。 文化庁は毎年、交流事業として海外で日本古美術の展覧会を行っているそうで、 昨年12月から今年2月まで、アメリカはサンフランシスコ・アジア美術館にて この展覧会を開催…

京博「最澄と天台の国宝」まえがき その2

24日のまえがき1は、実はきょう25日に書いたのだが、 その最中偶然にも京都国立博物館から来年度の 催事案内が届いた。 私が昨年天台京都展をみにいった際、それまで 使っていた奈良国立博物館の友の会カード*1の 有効期限が切れていた。 その場で京博友の…

京博「最澄と天台の国宝」まえがき その1

天台宗開宗1200年記念と銘打たれて、昨秋京都国立博物館で 開催された特別展「最澄と天台の国宝」(10/8-11/20)。 東京国立博物館での開催が近づいており、とっておいた展覧会の関連新聞記事を最近 ようやくスクラップしたりもしたので、この機会に図録…