もびいるはきねてぃっく

Alexander Calder(1898-1976)


モディリアーニ展国立国際美術館へ見に行った時のこと。

ここの館内には展示室以外に常設展示された作品がいくつかあって、なかでもカルダーの赤いモビールがあるのを、私は憶えていた。

モビール自体は子供の工作になるくらいだから、自分は小学生の頃から知っていた(と思う)が、「動く彫刻」モビールを発明したのがカルダーであると知ったのは最近のことで、カルダーの名をおぼえたのは姫路で「ロダンの系譜」展*1を見たときだ。


それで国際美術館でカルダーのモビール(作品名「ロンドン」)のキャプションを見つけたのだが、作家名が アレクサンダー・コールダー と書いてあった。パンフレットにも コールダー と表記されている。wikiによると カルダー(コールダーとも) とあったが、こちらはカルダーで憶えてたから、コールダーと聞くとちょっと妙な気分になった。


閉館間際にミュージアムショップで物色してたら(ちなみに国立国際美術館のショップには、あのボッシュの「快楽の園」に描かれた怪物たちを立体化した置物が売られていて、いつも気になる。ブリューゲルとかダリとかのもある。この前はモディリアーニ肖像画を立体にしたものもあった)、切り絵なのか、イラストなのか、原色があざやかなポストカードが目に付いた。

一見するとマティスかな、と思ったのだが、裏返すと Alexander Calder とあるから、どうやらカルダーの作品らしい。縁を感じて、2枚買って帰った。

*1:「近代西洋彫刻の流れ ロダンの系譜」@姫路市立美術館(9/16-11/3 2006)。07/09/22ほかの日記参照。