奈良欲・奈良浴 その2

(きのうの日記のつづき)

6/16土曜日、この日は近鉄奈良から興福寺を通って一の鳥居をくぐり、春日大社の森を抜けて高畑へ出て、白毫寺を目指して歩く、というルートにしました。


奈良博へ行くときなんかもよく興福寺の中を通り抜けます。のど飴がほしくなって境内の売店に入ると、飴はなかったけど、やっぱり売れてるらしい『週刊日本の仏像』創刊号(興福寺阿修羅像がメイン)はちゃんと置いてありました。


ところどころにJR東海のキャンペーンらしい大きなポスターが。
阿修羅単独のと、八部衆揃ったのとがありました。
(画像クリックで大きくなります。画質不良ですが…)


春日大社を通っていったのは、ちょっとした森林浴になるだろうと思ったからで、思ったとおり清々しい木々の中を歩くのは健康的でありました。参道の両脇にいくつも並ぶ石灯籠を歩きながら見てると、きっと石灯籠マニアというのもいるはずで、そういう人にこういう光景はたまらんだろうなぁ…と想像したり。伊藤若冲の石灯籠図屏風が思い出されました。

途中、鹿が溜まってるのをみつけて寄り道。



広々とした芝生は飛火野です。

鹿のうしろの大楠は、明治時代ここで饗宴が催された際に、天皇玉座がおかれた場所の跡だそうです。樹は1本にみえるが実は3本とのこと。
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歩くのには薄く曇ってるぐらいがいいかと思ってはいたものの、こんなによく晴れてると、それはもうひっじょーに気持ちよくて、ここで横になってるのもいいなーと思わずにいられません。

下は鹿のフンばっかりですが。




実は私は春日大社の本殿を、間近で拝んだことがまだないのですが、いちおう外から参拝しました。

春日社の建築では、簡素なつくりの着到殿と、昔の台所の遺構らしい夫婦大国社に興味をひかれました。


本殿から若宮神社の方へ歩き、上の禰宜道(かみのねぎみち、画像は高畑側の出入り口)を通って高畑へ。その道は、神官が高畑から春日社へかよったという道で、一部は切通しのようになっていました。巨樹が多くてよい雰囲気。
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(7/10の日記へつづく)