明日の朝、この街を

石焼地鳥


夜、R大学の同期・O君が実家へ帰るので送別会が行なわれた。

T郎君が主となって同期を集めた。仕事帰りに参加した人もいて、Aちゃんは制服のままチャリでやってきたのだが、男性陣(私含む)には好評であった。リアル・コスプレである。


四条烏丸北西あたりの石焼地鳥の店で一次会。以前、何かのときに店の前まで来たことがあると思う。キャベツを突き出しに、コースで鶏肉やら何やらが出てきた。

会の途中、各自で持参したプレゼントが O君 に贈られた。私は家にあったナンバーガールのポスター2枚を餞別にあげた。これはタワーレコードの購入特典だったもので、ナンバガファンの O君 も持ってなかったといった。喜んでいただけたなら幸いである。

それからキリン・ザ・ゴールドの缶に寄せ書きをして渡されたが、ちなみにこのビール、私がH君に借りてた金を返す際に利子として彼に差し上げたものである。


O君はちょうどこの日、京都での住まいを引き払ってきたのだそうで、翌朝にそのまま新幹線で故郷へ帰るつもりで、手元に残った荷物を携えて皆の前にあらわれたのだった。
―― そして今夜の思い出を最後の荷にして、彼は帰っていくわけである。

月並な言葉ではありますが。今まで京都で培ったものを糧に、これからもがんばってください。


この界隈で我々がよくつかう店で二次会、その後最近一部リフォームされたH君の部屋へ移った。
二次会以降は珍奇な談議が繰り広げられたが、まあここでは割愛しよう。

6時半くらいに失礼して、久しく訪ねてなかった街をぷらぷら歩いて円町駅へ向かった。
一条通大将軍の商店街が、知らない間に「妖怪ストリート」になっていた。