「蛇の回転」って知ってる?

先日、子島曼荼羅をみに奈良博に行ったとき
色々チラシを持ち帰ったのですが、その中に一枚面白いのがありました。


「錯覚展〜心の働きにせまる不思議な世界〜」
南丹市立文化博物館(7/22-8/31 2006)


会場である南丹市立文化博物館*1の前身は、
合併前の旧・京都府園部町の町立園部文化博物館。
私はかつて園部にある某学校に通っていた縁もあり、
ほー、あんな場所でこんなのをやってるのかーと
幾分興味をひかれたのがこのチラシを手にした理由です。
合併前も後も、当博物館には一度も行ったことないんですけどね。


で、チラシを取ったときは、よくみなかったので気がつかなかったのですが…
後日になってこ、コイツはスゲーや!!と驚かされました!
チラシ上の図形が…動くはずないのにグルグル回ってる!!
周辺ドリフト錯視、スゴイぜ!


と、なぜ私が興奮してるかというと、チラシの図形で錯視を体験したからです。
この展覧会は、錯視・錯聴といった「錯覚」を体験しようというもので、
チラシには日記の題にした「蛇の回転」という図形が載っていました。
この図形の円盤(蛇)が回るんですよ〜、吃驚。


もうひとつ驚いたのが、この図形の作者が私の母校・R大学の教授であるということ。
知覚心理学北岡明佳先生。検索したら、ご本人によるページもありました*2
「蛇の回転」もあります。
私が目にしたチラシは、トップから「錯覚ニュース」でみられます。

隅々まではみてませんが、こんなコメントが。

本ページ掲載の錯視のいくつかが見えない人がいますが、問題ないです
(本人はおもしろくないでしょうけど)。
それどころか、錯視はない方が生存には有利と思います。

どういうことかわからない部分もありますが、オモロいです。


まだ知らない方はどうぞ一度みて下さい。
PCの画面上でも、図形が動くのがはっきりわかると思います。
尚、「車酔いなどを起こしやすい方はご注意下さい」とのことです。
R大では常識なのかなぁ?在学中は知らなかったわ。

*1:://www.be.city.nantan.kyoto.jp/hakubutukan/ 当展覧会は「南丹市発足記念」とある。

*2:://www.ritsumei.ac.jp/~akitaoka/ →「北岡明佳の錯視のページ」