ルートヴィヒⅡ世と冷泉為恭

あついじゃねーか、この野郎…。
陽射しが真夏並み。
真っ昼間に長袖で出歩くには、まだ早いか。


でも日が暮れると涼しくなってきて、夜は過ごしやすかった。
昨晩は寒いくらいだった。
きのう京都市では、7/25から38日続いた真夏日がストップしたのだそうだ。
その日の最高気温は29.5℃(平年31.6℃)。
舞鶴市では28.9℃(同29.9℃)、京田辺市では27.6℃(同30.8℃)。
舞鶴はともかく、田辺も京都より涼しいのね。


きょうの「美の巨人たち」では、ルートヴィヒⅡ世と
ノイシュヴァンシュタイン城など彼のつくった城がとりあげられてた。
彼は懐古趣味(という表現が適切かどうか?)から築城に執心したらしいが、
過去の王朝風俗に魅せられてたという点で、
幕末の復古大和絵画家・冷泉為恭と似てるように思われた。
生きた時代も同じだし。ミステリアスな最期も似てるといや似てるし、享年もほぼ同じなようだ。


冷泉為恭といえば、この前奈良博の平常展で
聖護院の新羅明神像(現状かなり損傷してる)と、為恭がそれを模写したものがいっしょに展示されてた。
そこにあった解説のうろ覚えだが、為恭は「伴大納言絵巻」がみたくて
当時それを所有してた京都所司代に近づいたために、尊皇攘夷派に狙われることになったのだとか。
本当かどうか知りませんが。


ちなみに件の新羅明神像、
とても神々しさは感じられない風貌をしておられます…。