とびけらの季節

日が暮れた頃、地元の駅まで帰ってくると、なにやら頭上でバチバチと音がする。
見上げると、青く光るライトがふたつ…
飛んでる虫をおびき寄せて、焼き殺すアレでした。
正式名称はわからないが、殺虫灯とでも呼ぶのだろうか。
今日それがあるのに気付いた。最近使われはじめたように思う。


ホームに殺虫灯が取り付けられている理由は大体わかる。
K阪のU駅のすぐそばには、U川が流れている。
今ごろは、U川でトビケラどもが発生するシーズン。
で、駅のホームは屋根だけ、壁がないので飛んでくる虫たちを始末しなければならない、
ということだろうな。


実際に駅を出て、街灯を見上げると、めっさ虫がたかってる…
私は虫全般がダメというわけではないが、それでも引くぐらいの数の虫が飛ぶ飛ぶ。
川にかかるU橋を自転車で渡るときも(一度に一匹くらいは)、
顔に飛び交うトビケラが当たる!
このとき口を開けてたらいけませんな。エラいことになる。マジで。高確率で。


橋を通過中、欄干に目をやると…
暗いのではっきりとはみえないが…たくさんとまっているよ、トビケラが。
橋を渡りきって、横断歩道のところの信号で止まる。
すると街の明かりに照らされて、大量のトビケラが乱舞してるのがわかる。
虫の嵐ですよ、これは(やや誇張?)。


ちょっと前までこれくらいの時間帯は、橋周辺を小さなコウモリがパタパタ飛んでいた。
しかしトビケラがわいてきたと思ったら、コウモリをみかけなくなった気がする。
コウモリさんよ、いまこそ出てきてちょうだい!
たくさん虫食べていいんだよ!